しぐさで分かる心理学

しぐさから人の気持ちを察することでより良い人間関係を築きたいですね。

舌打ち

舌打ちをする

 

みなさんは舌打ちをしたことがありますか?

または舌打ちをされたことがありますか?

舌打ちとは物事がうまくいかなかったりイライラするときに歯茎の上に舌を置き舌を滑らせてチッと音を出す動作です。

誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

男女限らず大人だって子どもでも舌打ちをします。

日常生活でよく見られる舌打ちは

・子どもが親に叱られて不満げな顔をして舌打ちする。

・仕事でミスをして叱責されて舌打ちする。急な残業になり舌打ちする。

など相手に言い返せないときに舌打ちします。

されたほうは決して良い気はしません。

舌打ちをする人の特徴

以下の特徴を持つ人が舌打ちをすることが多いようです。

・心にも私生活にも余裕がない

・常に自分が正しいと思っている

・すぐ機嫌が悪くなる

・負けず嫌い

・威圧的な態度を取る

・面倒臭がり

・せっかち

舌打ちをする人の心理

自分に舌打ちをする

職場で自分に舌打ちを行う心理は、以下のパターンに分類することができます。

・「やってしまった」と後悔する気持ちから行う舌打ち。

・仕事が思うように進まずにイライラして行う舌打ち。

深読みすると、舌打ちすることで「困っているから助けてほしい」「相談に乗って欲しい」ことを周囲に訴えていると解釈することができます。

人に向かって舌打ちをする

人に向かって舌打ちをする人は、口に出すほどのことでもないけれど、相手の言動に不満があることの表れです。

相手に不快感を与えると認識していながら舌打ちをしているのです。

しかしながら、人に向かって舌打ちをするのは失礼な行為です。

舌打ちをする行為は、悪印象を与え両者の関係が悪化しないとも限りません。

同僚や部下には聞こえるように舌打ちをして、上司には聞こえないように舌打ちをするなど人を選んで舌打ちをする人もいます。

舌打ちをする人の対処法

物事が思うように進まないときに、舌打ちをしたくなる気持ちは分からないでもありません。

しかし、舌打ちは品のない行為です。

誰が聞いても不快な音です。

どうすべきか。

スルーする

舌打ちをされた側は決して気持ちの良いものでありませんが、余計な荒波を立てたくない場合は、スルーするのが一番です。

舌打ちを聞いても聞かなかったことにしましょう。

あるいは「この人は心に余裕がないんだな」「そういう表現の仕方しか知らないかわいそう人」と考えて聞き流しましょう。

大人の対応で割り切ることで自分へのストレスは減らすことができます。

ポジティブに受け止める

舌打ちは気に入らないことをされたときに行うものです。

「舌打ち=次からは気をつけてね!」というサインだとポジティブに受け止めると、心が軽くなります。

注意する

ことあるごとに舌打ちをされて我慢ができないのなら、思い切って注意しましょう。

「舌打ちをすることは印象が悪いと思います」

「舌打ちが周りにも聞こえています。しないほうがいいですよ。」

と。

周りの人にも「舌打ちをやめるように」と協力して言ってもらうといいです。

舌打ちをする人は、周りの人に不快な思いをさせていることを理解します。

それで舌打ちしなくなったら解決になります。

「どうしたんですか」と聞く

舌打ちされたら心配する素振りをしながら「さっき舌打ちしましたが、どうかしたんですか?」と聞いてみましょう。

「実はこういうことがあって」と、悩みを打ち明けてくれるかもしれません。

親身になって話を聞いてあげましょう。

相手は話を聞いてもらえたことで、ストレスがなくなって舌打ちをしなくなるかもしれません。

外国人が行う舌打ち

日本では悪い印象に取られる舌打ちですが、国が異なれば舌打ちの意味合いも異なります。

・イタリア:質問に対して「NO」と頻繁に舌打ちする場合があります。

・韓国:ドラマの中でもあからさまに舌打ちする場面があります。日本と同く不快感を表す意味で舌打ちを使いますが、韓国では日常的に舌打ちを行っています。

アメリカ:「すごい!」「いいね!」と良い意味で舌打ちします。

・中国:他人に対しての舌打ちばかりではなく、何気ない日常でも舌打ちすることがあります。

このように舌打ちは国によってはまったく違う意味になります。

海外旅行などで現地の人に舌打ちされた場合は、その国での舌打ちはどういう意味なのか知ることが大事です。